来る10月24日、この日はモバイル業界にとって大きな変化が起きるXデイです。
そいつは一体何か?
携帯電話番号ポータビリティ=MNPがいよいよ導入される日です。
つまり、この日を境に今のケータイの番号を変えることなく、携帯電話会社(以下キャリア)を移行することが可能になります。
最近では、各キャリアとも誘致合戦に余念がなく、街でテレビでMNPに関する情報を目にすることが珍しくなくなりました。
それって騒ぎ立てることなの?騒ぎ立てることだったんです。少なくとも一昔前は。
シェアを拡大したい二番手三番手のキャリアにとっても、ケータイを買い換えたいユーザーにとっても、番号が引き継げないということは確実なネックでした。
従って、MNPの到来は一部では強く待たれていたことだったのです。
しかし、今現在はちょっと事情が違います。
というのは、通話がケータイの利用目的の唯一のものであった一昔前と比べて、利用シーンがはるかに多様化しているから。
メールサービスしかり、ブラウザの閲覧しかり、音楽再生しかり。
すでに、本来の「電話」としての機能は、ほんの一部となってしまっているわけです。
にもかかわらず、MNPでキャリアをまたいでも引き継ぐことができるのは電話番号だけ。メールアドレスは変わってしまうし、ブックマークは作り直しだし(そもそも移行したキャリアに同じサービスがあるとは限らない)、折角ダウンロードしたデータも利用できなくなってしまいます。
かような事情があるゆえに、大きな業界再編が起きる確立は低いと思われます。
実際、日本に先立って、MNPが導入されたイギリス(1999年に導入)、オーストラリア(2001年)、アメリカ(2003年)、韓国(2004年)、などの諸外国ではMNPの利用率は軒並み10%を下回っています。
※1999年に導入した香港だけ別格で86%(!)の利用率。これは当初手数料が無料だったため。とはいえ、さまざまな統計を見ると、わが国では10%から20%のユーザーは
「乗り換え派」に属するようで、予想値では他国より積極的な傾向があるようです。
もしあなた自身がキャリア変更をするつもりはなくても、あなたの友達の内、10人に1人2人は変更する可能性があるということです。
なので、アドレス帳に100人の登録がある場合は、10〜20人から「メールアドレス変わりました!」って連絡が来るってことになります。
MNPゆえに大きな混沌はないと思いますが、上記の理由によりメールサーバーがダウンすることはあるかもしれません。
一方その頃私はといいますと、MNPが導入されてもケータイを変えるつもりは毛頭ございません。
もとよりキャリアもさることながら、ケータイをまめに変える、という習慣が私には皆無です。
今のケータイは丁度1年位前に買い換えましたが、その前のケータイは渡米期間を挟んで3年間使い倒しました。
3年使うとさすがにバッテリーがもたない、赤外線送信できない、ATOK日本語入力システムも搭載していない、とないない尽くしです。
最終的に、メール作成中に
「鬼畜」という言葉を一発変換できなかったことを引き金にして買い換えを決意しました。
・・・話があらぬ方向にそれましたが、MNPゆえに上へ下への革命が起きることはないと思いますが、市場が活性化して、サービス向上につながることを、一エンドユーザーとして願いたいところです。
追伸:
MNPについてドリームゲートでもコラムを書いています。(リンクはコチラ)業界専門誌モバイルメディア・マガジンの編集長へのインタビュー記事です。より専門的にMNPを知っておきたいという方は是非ご一読ください。
posted by n-o-b.net at 10:04
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